Paralyzer

昨日（日曜の早朝）子供が深夜バスで帰ってきました

少し電話でも聞いていましたが

どうも「こころ」が疲れている様子・・



あまりベラベラしゃべらないタイプで（だんな似）

見えないところで神経を人一倍使うタイプで（だんな似）

感情も爆発させにくいタイプで（だんな似）

めっちゃ我慢強い（だんな似）

それでいて行動力はすごい（だんな似）


ワタシと全く正反対の性格の子

でも、将来の仕事は「ターザン」とかいってたくらいなので

ふむ、この子は大丈夫だな（笑）とみんな思っていました。



でもやっぱり

人間だもの

こころに溜まった辛いことがあふれる時もあるわね。。

心がおちつくまで何日かいたらいいか・・


じっくり話を聞いてあげたいところでしたが

この日はワタシ、どうしても叔母の世話に行かなくてはならなくて

聞くと「一緒に行く」というので連れて行くことにしました





でも

そのドアを開けた途端

子供にとっては衝撃的な視覚と臭覚が・・・

ワタシは慣れているので次々用事を済ませていけるんですが

子供、知らない間に台所で声を押し殺して涙をぽろぽろと・・・



もう前のように元気な叔母ちゃんじゃないからね


そんな二人の世話でワタシも泣きたいところでしたが

もうここをなんとかやり過ごして



このあとさらにもう１軒お世話のはしごへ行くのでした



子供、こころの何かがしんどくて帰ってきたのに

介護に付き合わせて悪かったかな、と思いましたが


子供自身がこういう要介護の人の現実を見たり接するチャンスってなかなかないし

初めはショックでも、これ、みんないつかなる「姿」なんで

今ではこれを見てくれて良かったな、と思います


人生の予習な



そして次の日（今日）

ちょっと元気になったのか


「やっぱ帰るわ」


と言って、さっさと長距離バスのチケット取り

ワタシがゆうべ、疲れた体にムチ打ってアイロンをあてたシャツを着て


風のように去っていかれました　




何か感じたことがあったんかな・・・

そうであってほしいな・・・

話をゆっくり聞いてあげる時間はなかったけど

昨日のことでどこか強くなったんちゃうかな。

・・・・・知らんけど



そして

たくましく去って行く後ろ姿を見てつくずく思いました。



アイロンのお礼、なかったな・・・